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2011年03月09日

リスク志向で円を売るのは誰か?

[円相場] ブログ村キーワード


財コンサルティング

今日の東京マーケットで,円相場は小幅反落しました.
原油価格が若干下落したことがその要因とされているようです.

為替の経験が長い方には,違和感のある説明かもしれませんが,
原油安が円高要因にならないのが,今のマーケットです.

今は,「投資家真理が改善すると円とドルが売られる」という
パターン(反対に,リスク回避志向が高まると円・ドルの買い)を
無視できません.(してもいいですが,利益が上がるまで
時間がかかります)

結局,世界の中で運用できるお金が有り余っているのが
日本と米国です.
そこでリスクを取ろうとすれば,
その一部は自国通貨(円・ドル)を売って外貨で運用します.
そこで,繰り返しになりますが,
「投資家真理が改善すると円とドルが売られる」
のです.

逆のケースで「リスク回避として安全資産である円とドルを買う」
とよく言われますが,こうした取引を最も多くしているのは,
やはり日米の投資家です.

リスクが高まっている時に,欧州やアジアの投資家が
母国通貨でもない円とドルを好んで買うでしょうか?
そういう場合はやはり,ホームバイアス(自国回帰)です.

こういう心理は,女性に理解されやすいと最近思います.
最近,女性投資家が増えているのを見ても,そんな感じですね.


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財コンサルティング
posted by Globe at 01:11 | 為替相場とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

FRBが今考えていること

2006/9/24

ちょっと面白くなってきました。FRB(米連邦準備制度理事会)の「次の一手」に対する見方が割れています。

もっとも、割れているとは言っても「米国の利上げ局面は終息した」という見方が多数派です。その中でも多いのが「今年末から来年前半までには利下げ」ですが、中には「来年中金利は据え置き」という見解もあります。そして、今はすっかり少数派に転落した感があるのが「しばらくの見極めの後、利上げを再開」というものです。

私は3番目の見方、つまり「次の一手は利上げ」と考えています。

(続きを読む)
posted by Globe at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 為替相場とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

FXとの付き合いかた

2006/6/1

最近流行のマージンFX系Eブック(情報商材)のあまりにいい加減な
広告には呆れてしまいます.
「毎日、土日も働かないでも、1日1万円の金利が入ってくる」
「FX(外国為替証拠金取引)投資は毎日・毎日スワップ金利を受け
取れる美味しい投資対象です」

確かに金利は入ってきます.しかしドル/円のスワップを1.4銭/日と
して,毎日1万円入ってくるために必要なポジションは,少なくとも
70万ドル.それも(外貨の方が金利が高い今の金利体系であれば)
ドル買いの場合だけです.ということは,仮に10銭円高になったら
7万円の損が出ます.1円の円高なら損は70万円です.1日1万円の
金利を受け取ってのんびりしていられますか?

こういう具体的な話をしないで,「確かに、取引はハイリスクですし、
危ない為替取引業者も沢山います」程度のリスク説明しかしません.
この程度の説明で納得するような初心者が,FXで取るポジションと
して70万ドルは法外です(証拠金は700〜800万円必要).せいぜい
数万ドルのポジションが限度でしょう.

FXを怖がったり避けたりする必要はありません.しかしこういう
「ラクラク儲かります」というタイプの広告を出す業者や著者の
勧誘は無視した方が身のためです.
posted by Globe at 00:38 | TrackBack(0) | 為替相場とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

「米国売り」が起こるかどうかの見極めを

2006/5/14

2005年4月のG7以降,為替市場のキーワードは「不均衡」です.
米国が巨額の貿易赤字・経常赤字を抱える一方で,主にアジア諸国の
黒字が目立っています.このため米国などがこれら黒字国に要求する
「柔軟な為替制度」は黒字国の通貨高,つまりドル安を意味するという
考えからドルが売られやすくなっています.5月12日の海外市場で
ドル/円は109.45まで下落しました.

ドル高要因に無関心

ところで,先週から今週前半にかけてアジアの黒字国の象徴的な存在
である中国に対し,米国財務省が半年ごとに行なう議会への報告で
「為替操作国」との認定を行なうのではないか,という議論が高まって
いました.実際には10日の報告で中国は為替操作国とはされません
でしたが,これに対する市場の反応は限定的でした.

中国を為替操作国に指定することは実質的には人民元の上昇を求める
ことになります.つまり市場はドル安要因発生の可能性をいくらか織り
込んでいたわけです.しかしそれが外れ,反動のドル買いが出ても不思
議でない状況になっても今の市場は鈍感,またはあえて反応したがらな
いという雰囲気が,非常にはっきりとしています.これは3月の米国の
貿易収支が2ヶ月連続の改善を示した12日の発表の後で,ドル買いが
一時的なものに止まったことにも表れています.

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posted by Globe at 02:46 | TrackBack(0) | 為替相場とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

通貨バスケットとは何か

時々新聞などに,「ロシアの中央銀行が通貨バスケットを変更」といった記事が
載ることがあります.この「通貨バスケット」というのは,ドルやユーロなど,
複数の主要通貨で構成する「バスケット(かご)」に自国通貨を連動させる為替
制度です.ドルが強ければユーロが相対的に弱いといったように,組み入れ通貨
の強弱が相殺し合うため,その通貨の為替相場が安定するというメリットがあり
ます.

シンガポールは以前から採用していますが,ロシアも2005年2月に,ドルとユー
ロを組み合わせた通貨バスケット制を導入しました.バスケットの構成比はドル
9割.ユーロ1割とのことですが,この発表の時は,ロシアが外貨準備に占める
ユーロの比率を次第に上げていく方針というい観測から,一時ユーロ買いドル売
りにつながりました.
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