「ユーロ崩壊の危機」は今後も続くという論調をたまに見ます.
しかし,その可能性は非常に低いと考えています.
ユーロ崩壊論の主な根拠は,
「1つの金融政策・通貨」と「それぞれの財政」は共存できない
というものです.
危機に陥った国から見れば,景気回復の手段になりうる利下げや
通貨の切り下げが,統一通貨ユーロではできないのが不満です.
だから「ユーロに入ったのが悪いんだ!」という声があがります.
一方,支援する側から見ると,「まじめにやっている我々が,
だらしない国にお金を出してまでユーロ圏に留まってもらう必要が
あるのか?」とこれまた不満です.
「あんな奴らは追い出せ!」または「ユーロから脱退しよう!」
となります.
勝ち組と負け組の不満は「ユーロ」がなくなれば解消するので,
そうした動きはいつか現実香する,というのです.
問題は,今の「勝ち組」「負け組」にとって,ユーロがなくなると
本当にメリットがあるのか,またデメリットはないのか,という
ことです.
その一部は,こちらでも書きました.
http://eeef.seesaa.net/article/156201416.html
次回は,それ以外の点についても続けます.
それまで,ぜひご自分で考えてみてくださいね.
もちろん,今は安心してユーロの取引をしていてください.
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