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2014年05月05日

米雇用統計改善を受けて(5月5日)

金曜日(2日)の米雇用統計で、雇用者数と失業率が改善したため

当初は「改善」と見たドル買いが優勢でしたが、その後戻しました。


これは、内容を見ると賃金や労働参加率が伸びなかったことと、

ウクライナ情勢の混迷がドル買いの足を引っ張ったためと見られます。


日本は明日まで連休中のため、円の動きは限定的となりがちです。

動きが出るのは7・8日のイエレン証言後になりそうです。

【今日の為替相場の最新記事】
posted by Globe at 11:20 | 今日の為替相場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月24日

ユーロ 1.2ドルが分水嶺

ユーロの対ドルレートが、昨日一時1.2ドル台まで下がりました。

この水準は、長期的にみてとても重要です。
ユーロ対円の95円はあまり気にしなくてもいいですが、
1.2ドル割れのストップロスによるユーロ売りは、
かなりのインパクトを与えるでしょう。

ただし、それを追いかけてのユーロ売りは、
短期トレードと決めて行う方が無難です。

ここからは各国当局が本気になって、ユーロだけでなく
マーケットの鎮静化に動き出す可能性が高く、
アマチュア投資家がむやみやたらに
手を出す相場ではないと心得て下さい。

(2012/7/24 記)
posted by Globe at 10:49 | 為替相場推移 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月10日

ドル/円膠着状態の次の方向は円安の可能性

ドル対円の為替レートに,金利差が依然として有効だとしても,
説明力は明らかに低下しています.米金融緩和で米国長期金利の
下げ余地がなくなっているためです.

従来から国債の利回り格差として「10年物」「2年物」の2つが
言及されてきました.ただ,10年物の場合
「日米金利差が2.5%以上で安定している期間は円安」
が注目されたので,米国金融緩和により10年物利回りが2%台前半まで
低下してからは,2年物の金利差に注目が集まりました.

しかし今や米国の2年物利回りがゼロに近づき,金利差のごく小幅の
動きをあえてドル/円相場に結びつけるには,かなり無理が出ています.

また現在,ユーロ圏の混乱の中でドルも円も買われやすい状況にあり,
この点からもドル対円の値動きは当分小さいと予想します.

先日の米雇用統計は,FRBを思い切った緩和に動かすには十分ではなく,
マーケットの米景気への見方も,基本的には楽観的です.
少なくとも,日米欧の中で考えた時に,景気要因でドルを積極的に
売るという判断はしにくいと思います.

ましてこれから大統領選挙本番です.米国では,景気のいい話が
先行するでしょう.

一方,対ユーロでドルと円の動きを考えると,ドルはユーロに対して
久しぶりの高値圏にあるとはいえ,歴史的に見ればまだ高い水準
(境目は 1ユーロ=1.20ドル)にあります.
その点,1ユーロが100円割れの水準は,歴史的にかなりの円高という
実感を持って受け止められており,ユーロが落ち着いてきた場合は
円に対してより大きく反発する可能性があります.

その時,ドル対円が膠着状態を脱して,やや円安方向に動き出すことに
なりそうです.

(2012/7/10)
posted by Globe at 16:09 | Comment(0) | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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