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2007年12月01日

ドルの危うい回復

2007/12/1

ドルが昨日の東京からニューヨークにかけて回復し
ドル/円は久しぶりの111円台で引けました.

ドル/円が107円台に下落してからの回復は「リスク
許容度回復」の視点から説明する見方や,「単に
チャートの節目の107円台まで達したので自律反転
した」という単純な見方まで,様々な立場から論じ
られています.

もっとも,単純とは言いながら,短期的には後者の
見方は外れてはいないでしょう.

ところで今回のドル反転局面の特長は,米株の反転と
同時に起こっていることです.そして米株がこのところ
連騰している理由は「利下げ期待」.

しかし,その利下げ期待が起こる理由をよく見ると,
「その日に発表された米国の経済指標が弱かった」
ということに行き着く,というパターンの繰り返し
です.

弱い指標が出てくれば,FRBが最悪の事態を防ぐ
ために対応するので良くなるだろう,といういかにも
アメリカ人らしい楽観的な反応です.そのような予想
が将来実現するかも知れません.しかし今見えている
部分が良くないということだけが事実だということは,
忘れない方がいいと思います.

私は基本的にはサブプライム問題についてもそれほど
悲観的ではありませんし,ドルの腰は強いと思います.
ただ,近いうちにドルが力強く反騰を始めると考える
には,市場全体を覆う漠然とした不安が解消される
必要があります.



posted by Globe at 12:26 | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

福井総裁「ハト派」発言?

2007/6/19

先週金曜日の日銀会合の後で記者会見した福井総裁が,
これまでの利上げに積極的な姿勢を後退させた印象を
与えた,ということで日本時間夕方から円安が進み,
ドル/円は123円台後半,ユーロ/円はさらに大きく反発
して史上最高値を更新しました.

ただ,この「福井発言」はちょっと曲者です.
というか,マーケットが過剰反応でした.

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posted by Globe at 01:44 | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月03日

為替が1ドル=120円で静かな理由(5月2日)

ドル/円がようやく120円に到達しました.
繰り返し指摘しているレンジの上限です.普通は短期間でも
狼狽的な動きによってオーバーシュートし,121円近くまで
行った後に結局騙しとわかる,という局面がありますが,
今のところ全くありません.

また今回は,「円安」「キャリートレード継続」というかけ声
の割りには,ここに到達する前の118〜119円台の動きも非常に
慎重で,こわごわ120円を付けてみたというような動きです.

ドル/円の週足を見ると一番はっきりわかりますが,ドル/円が
120円付近で頭を打つと,見事なヘッドアンドショルダー形成
の始まりが意識されます.昨年10月の120円直前,今年2月の
122円台,そして今回の120円そこそこ.

ここを深追いすると,気がついたら相場は116円台に向かい,
自分は取り残されているというシナリオを気にしている人は
意外と多いのかもしれません.

posted by Globe at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

相場の変化に備えておこう

先週の値動きを先々週と比べると、
 ドル/円:0.88円 ドル高円安
 ユーロ/円:1.90円 ユーロ高円安
 ユーロ/ドル:0.0060ドル ユーロ高ドル安
と、「ユーロ→ドル→円」の順に強かったことがわかります。

今月ワシントンで行われたG7での声明で、円安及び為替全般に
関する声明に目立った内容がなかったため、ユーロの上昇基調が
それ以後加速しています。G7前に注目されていた対円レートだけ
でなく、対ドルでも27日には1.3683ドルまで上昇し史上最高値を
更新しました。

今年1月にドイツの付加価値税(日本の消費税に相当)が16%
から19%に引き上げられましたが、最近の経済指標はそれによる
景気への悪影響をほとんど感じさせないものが続きました。
それが、もともと景気よりもインフレにより配慮するECBの

利上げ継続への確信度を高め、ユーロは上昇してきました。
欧州経済が長期にわたるユーロ高への抵抗力を持つとの判断も
あり、ECBは6月に再利上げして政策金利が4%に達すると見られ
ています。

ただしこのところ、フランス大統領選挙を前に欧州から外に
向けた発言が少なくなっています。6日の決選投票で選挙に
決着がついた後は、再び「アジア通貨に対するユーロ高」に
言及される機会が増えるかもしれません。

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posted by Globe at 02:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

懲りないドル売りの修正は円クロスの転機

2007/4/18


 相変わらずマーケットは「キャリートレードによる円売り・高金利通貨とユーロの買い」が中心です.同時に「ドル安」も最近の傾向です.一部(というほど少なくはなく,むしろ著名なエコノミストや学者も多いのですが)の人のドル安志向は驚くほどです.彼らがまた失望した時,円クロスでの円安も大きな転機になります.

 もう1年近く前にFRBが利上げを停止した時から,多くの人が「次は利下げ」「少なくとも1%」などと決めていました.しかしFRBは前々回のFOMCまではずっと「さらなる利上げが必要となる可能性とその幅」が最大関心事だと言い続けてきました.それが,私が「利下げもドル安・円高もない」と指摘し続けていた大きな理由でした.そして前回(3月),FOMC声明から初めて「利上げ」が消えました.

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posted by Globe at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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