2006年12月05日

為替相場思いつき(12/4-12/8)

2006/12/7 夜 重大な転機?

ECBは予想通り25bpの利上げ.完全に織り込んだ市場はほぼ静観です.
注目のコメントで,トリシェ総裁はインフレに対する警戒感を表明し
たものの,今回は「強い警戒」という表現を使いませんでした.この
ため,2ヶ月ごとに利上げというこれまでのペースに,次は変化がある
かもしれません.

それよりも注目したいのはブッシュ政権のイラク政策の今後の動向です.
ベーカー元財務長官を共同座長とするイラク研究グループ(ISG)が
「現在のイラク政策は機能していない」とした提言を受け,ゲイツ
新国防長官の就任とともにイラク政策は新展開を迎えます.

ユーロは1999年の誕生以来下落を続けましたが,大底から回復して
1ユーロ=1ドルを上回ったのは,ちょうどブッシュ大統領が「911」
テロを受けたイラクへの圧力を強めていた時でした.その後ユーロ
は,イラク戦争を経て2004年末まで対ドルで上昇基調を続けました.

昨年のドル反発は,占領後のイラク政権への権限委譲プロセスの中で
ドルに対するが高まったことが背景にあり,今年になって再びイラク
情勢が悪化する中でユーロ高が再開した,というのは決して偶然では
ないと思います.

そう見ると,今回の提言を受けて明確な政策転換がなされるとすれば
それはドルにとって好材料となる可能性が高く,ユーロの上昇局面
も,年明けあたりから大きな転機を迎えるかもしれません.

2006/12/5 朝 久しぶり

先週前半から体調を崩して書き込みを止めている間に,ドル/円は
すっかり下値のターゲットに来てしまいました.一瞬114円台まで
付けたこともあり,下押しはほぼ終ったでしょう.

同時に,予想以上にユーロが対ドルで走っていますが,今週のECB
理事会で利上げした後のコメントで「次」をどのように示唆するか
が大きなポイントです.ユーロ高に対する欧州当局の懸念が思いの
他小さいということでユーロ買いの安心感が高まり,特に対円では
未踏の領域を進んでいるのが今の局面です.「3月利上げ」の可能性
をどれだけにじませるかで,その後のユーロの勢いが変わります.
木曜日の夜は要注意.
posted by Globe at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替相場日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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