2006年08月09日

為替相場デイリー(2006/8/7-8/11)

2006/8/9 FOMC後

大方の予想通りFOMCは利上げを停止しました.しかし停止が
「打ち止め」なのか「一度様子を見る」のか,意見が分かれている
点ではFOMCの前と変わりません.

会議後の声明を読む限り,2つのことが明らかです.
1つは,景気は「減速した」という確信を強めたこと.
もう1つは,インフレに対する警戒感も強まったことです.

特にインフレについては,前回「生産性の向上によって抑制されてきた」
と明記していた見解が今回は削除されています.これはグリーンスパン
時代にインフレなき成長を実現できた最大の要因だっただけに重要です.
同日発表された労働生産性,また最近の指標に見られる賃金コストが
いずれも悪化したことが,FRBの懸念を強めたのでしょう.

景気が減速したことを認めながら,FRBはそれ以上,つまり景気の冷え込
みの可能性にまでは言及していません.しかしインフレに対しては
「引き締めの可能性」を明言しています.

市場全体の見方より,私としてはこの声明はタカ派色が強いように
思います.


2006/8/8 FOMCを前に

雇用統計がややサプライズでいったんは下落したドル/円も,今日は
115円台の推移でした.

アラスカのBPの突発的なトラブルで昨日の日中から原油価格がまた上昇
し,NYで高値更新したこともあり,FRBがインフレへの警戒感を緩める
ことはまず考えられません.

「今日のFOMCでは利上げせず,ただし次回以降に含み」がすでに市場の
コンセンサスとも言われています.そしてむしろ月央に発表されるCPIに
注目は移った,というのですが,CPIは過去(7月)の数字です.やはり
今日の発表を気を抜いて迎えるわけにはいきません.「18回連続」の
可能性さえ,決してなくなったわけではありませんから.
posted by Globe at 23:11 | TrackBack(0) | 為替相場日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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