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2011年02月27日

中東情勢緊迫下のドル安円高は続くか?

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アラブ世界の誠治的混乱がエジプトからリビアに飛び火し,
その中で先週はドル安円高が進みました.

先週の為替相場には2つの特徴がありました.

1.原油価格高騰が円売り材料にならない

原油価格の急上昇が為替市場で久々に脚光を浴びていますが,
その中で,原油が総輸入額の3割近くを占める円が買われました.
原油市場は,とりたてて円の悪材料とはなっていませんん.

2.リスク回避トレードでドルが買われない

中東情勢が緊迫化した今回の局面で,円とスイスフランが上昇
しました.こうした局面での典型的な「リスク回避トレード」と
言われていますが,少し前ならリスク回避局面では買われていた
ドルが,今回は売られています.

この2つのことは,何を意味しているのでしょうか.

1番目の点ですが,市場は円の要因では動いていません.
先日の日本国債の格下げも,その直後に若干円売りが起きただけで,
その後は話題にされていません.(ただし,私は潜在的な円売り
要因としてボディーブロー的な効果を持つと思います.)

円の上昇は,リスク回避行動とドルの下落を反映したものです.

2番目については,現在のドルのテーマは「景気・金利」だと
いうことです.エジプト情勢が急転するまでのドル買い局面は,
景気の急回復と長期金利上昇の見通しがテーマにされていました.

それが,原油価格の急騰で景気に対する楽観的な見方にやや
ブレーキがかかりました.さらに,今週はバーナンキFRB議長の
議会証言が予定されているため,警戒感から買い持ちポジションを
軽くした結果のドル売りと考えられます.
その意味では,このドル売りは一時的な揺り戻しです.

したがって,当面最も注目されるのは1日のバーナンキ証言です.
他のFRB理事に比べ慎重姿勢が目立つバーナンキ議長だけに,先週の
市場はハト派的発言を織り込んだ動きになりました.

その意味では,議長がさらに弱気な発言をしない限り,ドル売りの
余地は少なくなっているのではないかと思います.


最近,この方のブログは業者紹介の方に力が入っていますが,
市場分析の部分は現在も参考になります.
特に,為替をきっちり分析してトレードに活かしたい方なら
彼が為替投資に徹して書いたものは読む価値があります.
一度読んでおけば,来年以降は買わなくても自分で判断する
力がつきます.


為替王
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posted by Globe at 17:10 | 為替相場の要因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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