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2010年07月13日

ユーロ危機

「ユーロ危機」を変にあおる雑誌が多いです.

「ユーロ崩壊」
これは毎日新聞社の「エコノミスト」の大見出しもそうでした.
(かなり前でしたが)

「崩壊」説の中でももっともらしい理屈が,
「財政危機国への支援に国民が反対するので,ドイツがユーロを脱退する」
というもの.

もしそうなったら...

まず,今ユーロ安でドイツの景気は好調ですが,脱退によって再出現した
ドイツマルクはヨーロッパ最強の通貨になり,今享受している輸出産業の
メリットがなくなるどころか,深刻な輸出不況に陥ります.

もう1つ,現在ユーロ圏内の15カ国と統一通貨で行っている取引が,
脱退すれば全て為替を伴わなければできなくなります.
この取引コストの負担は計り知れません.
通貨高よりも国全体への影響は大きいかもしれません.

今回のユーロ危機は,「1つの金融政策,個別の財政政策」によるひずみが表面化したものです.

これを「だからやっぱりだめなんだ」と考えるのが「崩壊」の発想です.
しかし,今回のギリシャ支援は,個別国の財政にEUが関与したということです.

つまり,欧州が「経済・通貨統合」のさらに先にある目標としている
「政治統合」に向かって,具体的な一歩を踏み出したことを意味します.

「崩壊」とは全く反対の方向へのベクトルが働いたと考えるべきでしょう.

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posted by Globe at 06:11 | 為替相場の通貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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