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2010年05月23日

「円は安全資産」の誤解

「リスク回避で円が買われた」
という記事を見るようになってずいぶん経ちます.

この意味を理解していますか?
リスク回避の対象なので「円は安全資産」という誤解だらけの記事まであります.
あなたは,これを鵜呑みにしていませんか?
公的債務が実質GDPの2.5倍に達しようとしている日本の円が
「安全な通貨」
ということに違和感を覚えるのが正しい感覚だと思います.

この認識ギャップの原因を明らかにしましょう.

世界のマネーの流れは,
 低金利の円やドルを調達し,それを売って高金利通貨を買い,
高金利通貨に投資するという,いわゆるキャリートレードが再び活発化しています.
 そのことによって投資家は「リスクを取っている」
のであり,その背景には株式を代表とするリスク資産の含み益があります.

株価が下落すると,含み益が減少するため,資産全体でリスクを負担する
余力が小さくなり,どこかでリスク量を減らさなければなりません.
金融機関や機関投資家などは,この「リスク量」を厳密に計測しているので
必ずこの動きが起こります.

そこで,先程の「低金利の円やドルを調達し,それを売って高金利通貨を買い」
という動きが逆戻りします.
 高金利通貨を売って円を買い,調達していた円を返済する
これが「リスク回避」の意味です.

つまり,円を買うということは,円のリスクが小さいからそこに投資するの
ではなく,単に円を返済するために買っているに過ぎません.


これで,わだかまりが解けたでしょうか?


FX取引には,情報の質が大切.


トレイダーズ証券

posted by Globe at 10:15 | Comment(0) | 為替相場予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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