2007/05/30
為替相場には約2週間,動きらしい動きがありません.
5月の米消費者信頼感指数が108.0に上昇し,現況・期待
ともに改善というニュースがつい3時間程前に出ました.
日本の失業率改善から東京でやや円高に向かった後,休み
明けの欧州から徐々に円安傾向でしたが,このニュースは
米国景気減速と利下げを見込んでいる人たちをまた失望
させ,ドルを(特に対円で)下がりにくくしています.
この1週間ほど毎日見ている展開です.
米国景気は弱くないと以前からここでも指摘していました
ので,ここに来てのドルが対欧州通貨で一進一退となって
いるのも不思議ではありません.
ドル/円が円安水準でぐずついているのも,金利差を考えれ
考えれば不思議ではない上に,対欧州通貨でドルがやや
持ち直している分長期化し,その結果が121円に乗ってから
の滞空時間の長さです.
上抜けへの「あと一押し」があるためには引続き米国で
強い指標が出ることが必要ですが,この週末には雇用統計.
恐らくそれまで「期待感」からドルは底堅いでしょう.
ただし,ここで上値を追わず,買うならば押し目を待つ
べきです.1円,2円でも取りたいという人でも,120円台
を待つのが良いでしょう.本当なら118円台.決して不可能
な水準ではありません.あまり慌てて手を出したくない
ところです.
2007年05月30日
2007年05月13日
為替予測と安定した金融政策
2007/5/13
120円台前半という水準は,私がウェブで為替記事を書き
始めた2002年10月下旬とほぼ同じです.ここまでの軌跡を
少し振り返ってみましょう.
ドル/円はその後円高局面入りし,2003年後半からの急激
な円高で2004年3月に104円台まで下落しました.この時
日本の当局は強烈な円売り介入(例えば2004年は1〜3月
だけで14.8兆円)で防戦しました.これがG7などで批判を
招いたこともあって介入を停止すると,同年10月以降円
高が再開し,2005年1月には102円台と100円割れ寸前に迫
りました.
(続きを読む)
120円台前半という水準は,私がウェブで為替記事を書き
始めた2002年10月下旬とほぼ同じです.ここまでの軌跡を
少し振り返ってみましょう.
ドル/円はその後円高局面入りし,2003年後半からの急激
な円高で2004年3月に104円台まで下落しました.この時
日本の当局は強烈な円売り介入(例えば2004年は1〜3月
だけで14.8兆円)で防戦しました.これがG7などで批判を
招いたこともあって介入を停止すると,同年10月以降円
高が再開し,2005年1月には102円台と100円割れ寸前に迫
りました.
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2007年05月03日
為替が1ドル=120円で静かな理由(5月2日)
ドル/円がようやく120円に到達しました.
繰り返し指摘しているレンジの上限です.普通は短期間でも
狼狽的な動きによってオーバーシュートし,121円近くまで
行った後に結局騙しとわかる,という局面がありますが,
今のところ全くありません.
また今回は,「円安」「キャリートレード継続」というかけ声
の割りには,ここに到達する前の118〜119円台の動きも非常に
慎重で,こわごわ120円を付けてみたというような動きです.
ドル/円の週足を見ると一番はっきりわかりますが,ドル/円が
120円付近で頭を打つと,見事なヘッドアンドショルダー形成
の始まりが意識されます.昨年10月の120円直前,今年2月の
122円台,そして今回の120円そこそこ.
ここを深追いすると,気がついたら相場は116円台に向かい,
自分は取り残されているというシナリオを気にしている人は
意外と多いのかもしれません.
繰り返し指摘しているレンジの上限です.普通は短期間でも
狼狽的な動きによってオーバーシュートし,121円近くまで
行った後に結局騙しとわかる,という局面がありますが,
今のところ全くありません.
また今回は,「円安」「キャリートレード継続」というかけ声
の割りには,ここに到達する前の118〜119円台の動きも非常に
慎重で,こわごわ120円を付けてみたというような動きです.
ドル/円の週足を見ると一番はっきりわかりますが,ドル/円が
120円付近で頭を打つと,見事なヘッドアンドショルダー形成
の始まりが意識されます.昨年10月の120円直前,今年2月の
122円台,そして今回の120円そこそこ.
ここを深追いすると,気がついたら相場は116円台に向かい,
自分は取り残されているというシナリオを気にしている人は
意外と多いのかもしれません.

