先週の値動きを先々週と比べると、
ドル/円:0.88円 ドル高円安
ユーロ/円:1.90円 ユーロ高円安
ユーロ/ドル:0.0060ドル ユーロ高ドル安
と、「ユーロ→ドル→円」の順に強かったことがわかります。
今月ワシントンで行われたG7での声明で、円安及び為替全般に
関する声明に目立った内容がなかったため、ユーロの上昇基調が
それ以後加速しています。G7前に注目されていた対円レートだけ
でなく、対ドルでも27日には1.3683ドルまで上昇し史上最高値を
更新しました。
今年1月にドイツの付加価値税(日本の消費税に相当)が16%
から19%に引き上げられましたが、最近の経済指標はそれによる
景気への悪影響をほとんど感じさせないものが続きました。
それが、もともと景気よりもインフレにより配慮するECBの
利上げ継続への確信度を高め、ユーロは上昇してきました。
欧州経済が長期にわたるユーロ高への抵抗力を持つとの判断も
あり、ECBは6月に再利上げして政策金利が4%に達すると見られ
ています。
ただしこのところ、フランス大統領選挙を前に欧州から外に
向けた発言が少なくなっています。6日の決選投票で選挙に
決着がついた後は、再び「アジア通貨に対するユーロ高」に
言及される機会が増えるかもしれません。
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2007年04月29日
2007年04月18日
懲りないドル売りの修正は円クロスの転機
2007/4/18
相変わらずマーケットは「キャリートレードによる円売り・高金利通貨とユーロの買い」が中心です.同時に「ドル安」も最近の傾向です.一部(というほど少なくはなく,むしろ著名なエコノミストや学者も多いのですが)の人のドル安志向は驚くほどです.彼らがまた失望した時,円クロスでの円安も大きな転機になります.
もう1年近く前にFRBが利上げを停止した時から,多くの人が「次は利下げ」「少なくとも1%」などと決めていました.しかしFRBは前々回のFOMCまではずっと「さらなる利上げが必要となる可能性とその幅」が最大関心事だと言い続けてきました.それが,私が「利下げもドル安・円高もない」と指摘し続けていた大きな理由でした.そして前回(3月),FOMC声明から初めて「利上げ」が消えました.
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相変わらずマーケットは「キャリートレードによる円売り・高金利通貨とユーロの買い」が中心です.同時に「ドル安」も最近の傾向です.一部(というほど少なくはなく,むしろ著名なエコノミストや学者も多いのですが)の人のドル安志向は驚くほどです.彼らがまた失望した時,円クロスでの円安も大きな転機になります.
もう1年近く前にFRBが利上げを停止した時から,多くの人が「次は利下げ」「少なくとも1%」などと決めていました.しかしFRBは前々回のFOMCまではずっと「さらなる利上げが必要となる可能性とその幅」が最大関心事だと言い続けてきました.それが,私が「利下げもドル安・円高もない」と指摘し続けていた大きな理由でした.そして前回(3月),FOMC声明から初めて「利上げ」が消えました.
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2007年04月02日
キャリートレードの「亡霊」
2007/4/1
前回も指摘した通り,円相場は神経質な動きの中でレンジ固めを続けています。ざっと振り返ると,2月の中国株急落をきっかけにそれまで積み上がったキャリートレードのポジションの一部が解消され,ドル/円は115円台前半まで下落しました。その後は118円台と115円台に上下を抑えられたレンジ相場で1カ月が過ぎました.
よく見ると下値が徐々に切り上がっています.根強い円安傾向がまだ残っていて,30日(金)のニューヨーク市場でも118.40に迫りました.決算期末明けの今月から日本人投資家の外貨資産購入が再び活発化し,円安に向かいやすくなるとの見方があります.
しかし30日には米商務省が中国製品に対する相殺関税の発動を決定したとの報道もあって1円以上も下落し,上値の重さを確認した形になっています.またバーナンキFRB議長が「まだら模様」と表現した米国景気への不透明感も強く,ドルが上昇しても120円にはなかなか手が届かない展開は変わりません.
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前回も指摘した通り,円相場は神経質な動きの中でレンジ固めを続けています。ざっと振り返ると,2月の中国株急落をきっかけにそれまで積み上がったキャリートレードのポジションの一部が解消され,ドル/円は115円台前半まで下落しました。その後は118円台と115円台に上下を抑えられたレンジ相場で1カ月が過ぎました.
よく見ると下値が徐々に切り上がっています.根強い円安傾向がまだ残っていて,30日(金)のニューヨーク市場でも118.40に迫りました.決算期末明けの今月から日本人投資家の外貨資産購入が再び活発化し,円安に向かいやすくなるとの見方があります.
しかし30日には米商務省が中国製品に対する相殺関税の発動を決定したとの報道もあって1円以上も下落し,上値の重さを確認した形になっています.またバーナンキFRB議長が「まだら模様」と表現した米国景気への不透明感も強く,ドルが上昇しても120円にはなかなか手が届かない展開は変わりません.
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